動物と犬とチワワ

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動物が乗り物に乗った。

という文章があったら、どういうイメージが湧くだろうか。
何かしらのイメージは出てくるだろう。

犬が自動車に乗った。
ラクダが船に乗った。
パンダが飛行機に乗った。

どれもありえる状況だ。

どの状況も、
動物が乗り物に乗った。
という文章に当てはまる。

逆に言えば、この表現では、いくつものイメージが許容されてしまう。

動物、といわれれば、犬でもラクダでもパンダでもよい。
乗り物、といわれれば、自動車も船も飛行機も指す。

これらの全ての可能性をひっくるめた表現が、
動物が乗り物に乗った。
になる。


もっと特定の状況に限定したい場合は、より具体的な表現が必要になる。

犬が自動車に乗った。

この文章は、
動物が乗り物に乗った。
には合致する。

しかし、
ラクダが船に乗った。
わけではないし、
パンダが飛行機に乗った。
わけでもない。

より具体的な状況を描写している。

動物が乗り物に乗った。 > 犬が自動車に乗った。

のような関係が成り立っている。


動物や乗り物は、犬や自動車よりも抽象的な表現だ。
抽象度が高い。

逆に、抽象度が低い、ということは、具体的である、ということ。
抽象度を下げる、といえば、具体例を挙げる、ともいえる。


犬が自動車に乗った。
という文章は、さらに抽象度を下げることもできる。

チワワがMRワゴンに乗った。
シェトランドシープドッグがフェラーリF430スパイダーに乗った。
ゴールデンドードルがキャデラック・エスカレードに乗った。

より具体的な表現になる。


前の文章と抽象度を比べてみるとこうなる。

動物が乗り物に乗った。 > 犬が自動車に乗った。 > チワワがMRワゴンに乗った。


これらの文章を見ていると、いくつか分かってくることがある。

抽象度が高い方が、意味は理解しやすい。
だけど、具体的なイメージが人によってバラつく。
場合によっては、そもそもイメージが湧かないこともある。

一方、抽象度が低い方は、単語を知っていればイメージはしやすい。
しかし、抽象度が低ければ低いほど、単語を知っている人は減る。
単語が通じなければ、イメージされない。


というわけで。

抽象度の高さは、一概に高ければよいものでも低ければよいものではない、ということがわかる。
どちらも一長一短。
聞き手の知識量や理解度を考慮して抽象度を合わせないと、話が通じない。

別の側面から言ってみれば、万人に正確に意図を伝えられる方法はない。
同じ表現でも、相手によって通じたり通じなかったりする。


コミュニケーションをとる際は、抽象度を意識してみるとよい。
話をしていて、面白いと感じるとき、楽しいと感じるときは、どれくらいの抽象度で話をしているのか。
意外と興味深い発見があるかもしれない。


<<今日のトレーニング>>

夕方、晴れ、水500ml、BCAA前後各5g、トレランシューズ。

距離: 8.1km
時間: 60min

ヨガ: 90min

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vision.jpg りっぷる(カワイヒデアキ)@浜松。2010年サハラマラソン完走を目指してトレーニング中。

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